書籍紹介
日本の英語教育
ガラパゴスからの脱出
-
第1章
日本の英語教育(1)
-近代化からグローバル化への形成過程
-
第2章
日本の英語教育(2)
-国家戦略としての英語教育
-
第3章
学習意欲とは
-
第4章
アンケートから見た生徒の学習意欲
-
第5章
学習意欲に影響を持つ要因
-
第6章
生徒の学習意欲を促進する教師の在り方
-
第7章
生徒の学習意欲を促進する授業の工夫
-
第8章
日本の英語教育への提言
内容紹介
本書は、学習者が成果を感じる英語学習のために、これまでの日本の英語教育の土台に何を加えていくべきかを提案するために著された。著者グループは、日本の英語学習者の意欲に注目し、中学生・高校生・大学生3000名を対象に調査研究を行い、その結果を基に学習者を支える指導法を提言する。このため本書は、(1)日本の英語教育の成り立ちの概観、(2)「学習意欲」を理論と調査研究の両面から考察、(3)調査結果を踏まえた教室活動や指導法の提言、という構成となっている。
報告書
- コミュニケーション能力の育成を阻害する問題点を克服するための指導法の開発に向けて〜学習者の意識調査とその考察〜(2000)
- 英語学習意欲を促進する要因〜学習者の意識調査とその考察〜(2005)
- 英語学習意欲を促進する要因(2)〜意識調査の因子分析と項目分析〜(2006)
- 2017年度外国語学習指導要領改訂と教授・学習の到達目標の設定を巡って(2017)
- 外国語学習指導要領改訂と英語教育の現状と課題(2020)
2017年度外国語学習指導要領改訂と教授・学習の到達目標の設定を巡って(2017)
-目次-
第I章 CEFRと日本の英語教育の動向
CEFRが我が国の英語教員養成と入試に及ぼす影響(志村修司)
CAN-DOリストによる授業改善を可能にする教師のリフレクティブ・プラクティス(醍醐路子)
第II章 CEFRを活かす各学校段階での取り組み
中学校英語教育におけるCEFR/CEFR-Jの活用(野島ゆい)
コミュニカティブ・アプローチに基づいた中学校での授業スタイル例(平出敏)
CAN-DO LISTに基づいた中学・高校での授業の取り組み例(大塚有紗)
日本の高等教育におけるCEFR導入の現状、実態、課題、及び提言(宮原万寿子、渡辺敦子)
第III章 CEFRをわきまえた評価と教材つくり
CEFRに基づいたスピーキングテストーTEAP、ケンブリッジ英検、Progressの比較(藤田真理子)